プラセンタ注射とは?
プラセンタは、赤ちゃんとお母さんをつなぐ胎盤から抽出された成分で、各種成長因子などが豊富に含まれており、体内に直接取り入れることで新陳代謝が促進され細胞が活性化されます。プラセンタはサプリメントとして発売されているものもありますが、「ヒト由来」のプラセンタは医療機関でのみ扱うことが認められています。また通販なども購入できる一般用プラセンタ内服薬と違い、医師もしくは看護師のみ投与可能な医療機関のプラセンタ注射は有効成分を筋肉に注射することで高濃度な成分が直接体内に届きますので、栄養が消化器官を経由しないことで、より高い効果を感じられることがあります。単一の有効成分の薬と異なり、プラセンタはタンパク質・アミノ酸・ビタミンなど含まれる多くの成分が複合して相互作用しながら効果を出していると考えられています。
プラセンタ注射の効果
◆美肌効果
メラニン色素の生成を抑えてシミ・くすみを取り、コラーゲンの生成を支えます。
◆血行促進・保湿
末梢の血行を促し冷え性の改善、高い保湿力で長時間しっとりとした肌を維持します。
◆抗アレルギー・抗炎症
アレルギー反応を抑制し、にきびや赤み・かゆみなどの炎症を抑えます。
◆活性酸素除去作用による老化防⽌
老化の原因となる活性酸素の発生を抑制・中和します。ダメージを受けた細胞を修復し新陳代謝を高める為、皮膚のターンオーバーが正常化されます。
◆肝機能障害の改善
ウィルスやアルコールで懐死した肝組織を修復し、肝細胞の脂肪変性を改善します。
◆更年期障害の改善
のぼせ・冷え・不眠・イライラ・頭痛・肩こり・疲労などの更年期障害を改善します。
※要件を満たすと保険適応となります。
プラセンタ注射の効果的な注射の方法
◆最初の1~2か月は週に1~2回。
◆その後は、1~2週間に1回のペースをお勧めします。
※注射は、皮下注射または筋肉注射です。
プラセンタ注射の副作用
◆注射部位の疼痛、過敏症(発疹・発熱・掻痒感)、注射部位の硬結
◆本剤はヒト組織由来のタンパクアミノ酸等を含有する製剤の為、非常に稀ですがショックを起こすことがあります
◆女性化乳房、急性肝障害最初の1~2か月は週に1~2回
プラセンタ注射の注意事項
プラセンタ注射は、原料として国内のヒト胎盤が使用されていますが、生体由来のため感染症のリスクがある製剤として特定生物由来製薬の指定を受けています。原料となる胎盤はHIVやB型肝炎·C型肝炎などの感染症がないことが確認されています。未知のウィルスやクロイツフェルト·ヤコブ病の病原体プリオンの様に加熱殺菌により病原性を失わない病原体の存在など完全否定はできません。このため一度でもプラセンタを使用した人は、献血ができません。
しかし、昭和49年の製品発売以来、現在までB型肝炎/C型肝炎/HIV/クロイツフェルト·ヤコブ病などの感染症の報告はありません。以上の事から、本剤を含むヒト組織·血液を原料とした製品を一度でも使用した方は、無制限に献血を行うことができません。
※プラセンタ注射を行う場合は、同意書にご署名頂きます。
プラセンタ注射 料金表
価格タイプ | 価格(税込) |
プラセンタ注射 1A(アンプル) 初回 | 2,200円 |
プラセンタ注射 1A(アンプル) 2回目以降 | 1,650円 |
プラセンタ注射 2A(アンプル) 初回 | 3,300円 |
プラセンタ注射 2A(アンプル) 2回目以降 | 2,750円 |
※別途、診察代はかかりません。
※自由診療(自費)のプラセンタ注射を一度でも受けたことがある方は、アンプル数にかかわらず2回目以降の価格が適用となります。
※要件を満たした場合は、保険適応となります。その場合は保険診療の診察代などがかかります。